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2012年3月

2012年3月 6日 (火)

セイジ 陸の魚

今の仕事を辞めたとして、何かになれるわけでもない。一人でメシを喰うぐらいは、なんとかできそうではある。
その程度のホワイトです。

最近、京都シネマがいいですね。
というか相対評価なので、他のシネコン系映画館でヒット作に出会ってないからかな。
打率より、1本の記憶に残るヒットの方が、高評価に繋がる気がします。

『セイジ 陸の魚』

Photo_2

 

監督:伊勢谷友介

出演:西島秀俊、森山未來、裕木奈江

 

 

 

 

 

 

 

 

太い映画でした。
セイジの言葉には、飾り気がなく、それでいて、心に刺さる説得力がある。
こんな男に憧れるわけではないが、目指しても慣れないであろう自分の方向性とは対極な人物が描かれていた。
昨年の東京国際映画祭で、観られたらよかったです。
西嶋、森山、両俳優が素敵でしたね。劇場で観たらいい作品だと思う。

そういえば、先日観た『しあわせのパン』だが、まだ立ち見が出ているようだった。
うれしい。

悪徳ホワイト映画評価ポイント:☆☆☆☆

 

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2012年3月 1日 (木)

キツツキと雨

小さい頃は、自分の父親の仕事が好きではなかったです。大人になるにつれ、父親の持つ技がすごいのだなと気づきました。
自分がおっさんになって、父親のようには、まだまだ、なることはできていない。そんな毎日、ホワイトです。

昨年の東京国際映画祭で、舞台挨拶を観ました。
小栗さんは、とても映画がお好きそうでした。
私は、クリエイターではないので、映画を撮ることも、手伝うこともできていない。
でも、映画と近くにいたいなー、という憧れ。田舎者の妄想でした。

『キツツキと雨』

Photo

 

監督:沖田修一

出演:役所広司、小栗旬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

田舎者なので、田舎の風景は新鮮ではない。そんな気持ちで観ていました。
立場も年齢も違う二人の人間が、ふとしたことで関わりあう、そんな作品。
映像も俳優陣の演技もいいのです。
こんな映画もあっていい。
でも、何かもうひとつ欲しい。いい映画なんです。うむむむ。
たぶん、感情移入する先が二人にあって、心がひとつになりきれなかった。
そのあたりではないだろうか。

悪徳ホワイト映画評価ポイント:☆☆☆

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