謎解きはディナーのあとで
本屋さんは、本を読む人が少なくなって、大変やなぁと思う。私は文章を読むもの好きで、映画を観るもの好きな、典型的なインドア傾向な人ですが、同じ系統の趣味趣向の人が減ったんですかね。別に人の趣味なんて、どうでもいいですけど、そういう人って何が楽しいのか、それが私の最近の謎です。
謎解きはディナーのあとで
著者:東川篤哉
書店の店頭で、平積みされていて、2011年本屋大賞にノミネートされた、とか帯が面白そうなことが書いてあったので、衝動買いして読んでみた。
がっかりでした。
面白いのです。でも、これって赤川次郎先生が書いたら、もっと面白いんじゃないか。似たような作品を赤川先生は書いておられるのではないか。
そして、この作品はその劣化版のコピーみたいな作品でした。そうして、本屋大賞にノミネートされているのでしょうかね。もしかして、読者の活字クオリティが下がったので、このレベルから入っておけ、という意味なんでしょうか。小学校の図書室にあるといいと思います。
本格推理を好んで読む私には、物足りない作品でした。
350円で文庫買いで十分だと思う。
同じノミネート作品なら、有川浩さんの『ストーリー・セラー』『キケン』貴志佑介さんの『悪の教典』を買えばよかったと、後悔が残りました。
追記:中村佑介さんの装丁は雰囲気ありますね。
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