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2010年9月

2010年9月20日 (月)

機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-

オンラインの世界には、国籍、性別、年齢など外見的、環境的な要素は薄く、純粋なコミュニケーションを実現できる期待感がありますね。無論、自分がイケメンになるわけではないので、別のコミュニティで起きうることですが。ホワイトです。

私の基本的な性格の気質として、屈折した心、があるのですよ。

前回や前々回、ガンダムな映画が劇場で公開されるも、「初日からなんて、いかないよ。私はそんなにガンダムオタじゃないよ」とか言って、結局、売り切れたグッツ売り場で立ち尽くすことが多かったです。

今回は、そんな私を牽引していただいた友人・知人のガンダム好きのおかげで、舞台挨拶まで観ることができました。感謝である。

機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-

Photo

監督:水島精二

声の出演:宮野真守、三木眞一郎、吉野裕行、神谷浩史

 

 

 

 

 

 

 

本編は、TV版の先の物語という形なので、TV版を観ていないと、さっぱりわからない。そういう意味で独立した作品ではないです。
過去に観たガンダム映画は、映像の作りとか、総集編だったりとか、作品以前に、なんでやねん、って、つっこみたいものが多かったのですが、今回は、映像、音楽、脚本など一貫性が取れていて、監督なり制作サイドが作りたいものが実現できている印象で、よかったですね。映画作品として、かっちりまとまっています。

あくまで個人の好みですが、今回、物語としてはSF的な要素を濃くし、宇宙生命体との理解・調和をテーマに進行していくのですが、TVシリーズでは人と人との対立が解消されたり、理解されたり、といった答えが導けていなかったと思っているので、そんななかで宇宙生命体とか飛び出すと、うーん、と思ってしまいました。SFのテーマとしては、よく取り上げられるものですが。

他方、キャラクターはTVシリーズを受けていることもあり、できあがっているし、それぞれの行動に根拠もあって、わかりやすいし、TV版からの成長もみえて、楽しかったですね。新しいモビルスーツもかっこよかったですわ。名前をコロコロ変えられるのは、おぢさんの好みではないですけどね。

今回、制作にボンズの名前が入っていたのですが、劇中劇の部分を作っていたのですかねぇ?前半にボンズ色が観えた気がしました。

悪徳ホワイト映画評価ポイント:☆☆☆(ガンダム映画的には☆4個)

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2010年9月12日 (日)

ルー=ガルー

30代後半にして、20代の頃とさして変わらない生活を送るものの、同世代の生活とどんどんかい離している感に違和感を感じているホワイトです。

以前の自分の感覚ならば、これでよいのです、というものが、数年後、数日後、数時間後、数瞬後には、異なっていることが当然なのだが、自分の中で整理をつけることは難しかったりする。柔軟な思考とは、鍛えられるものなのでしょうか。

少なくとも、懐疑主義的な思考と肯定的な思考のバランスが重要だ。

ルー=ガルー

Photo

原作:京極夏彦

制作:プロダクションI.G

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原作は読んでいません。しかし、京極夏彦原作と聞いて、プロダクションI.Gと聞いて、観ずにはおられません。

ひとむかし前なら、この組み合わせで誤りが起きそうもないものだったはず。

しかし、うーん、これは困ったものです。何が原因だったのでしょうね。おもしろくありません。京極夏彦の重さは皆無やし、設定も目新しさがなく、キャラクターも違和感が残る。京極ブランドとかI.Gとか取っ払って、新しい会社が挑戦的に作ってみました、というなら、資金面とかあって、いろんな横槍があり、スポンサーやら広告代理店やらのいうことを聞いていたら、結局、こんなのになってしまったということもありうる話。

まあ、低予算でお遊びで作ったというなら、ありでしょうか。いや、ないでしょう。
そんな作品でした。過去のI.G作品をイメージしてはいけませんね。
あとからDVDで観て、「これ、ほんとに京極さんの原作なの?IGなの?」と言ってみてください。そんなネタです。

悪徳ホワイト映画評価ポイント:☆☆

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