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2008年12月 9日 (火)

容疑者Xの献身

私の闇には、底がないかもしれません、と感じる極寒の今日このごろごろごろごろ(^_^;)読書が進む冬ですね。ホワイトです。

秋頃は、なんだかすべてがうまくいきすぎて、怖い季節だったのですが、最近、少しゴタゴタが続いたり、心の隙間に木枯らしが吹き荒れたりと、いい感じに闇が進行しています。

そんな上昇期の秋に出会った本、そして、先日、上映終了前になんとか観ることができた映画があります。

容疑者Xの献身

X

監督:西谷弘

出演:福山雅治、柴崎コウ、堤真一、松雪泰子

 

 

 

 

 
まず、映画の感想の前に、原作を読んでいない方は、ぜひぜひ原作を読んでみてください。推理小説が苦手な方でも大丈夫です。
私は、そこそこ読書をする方だと思っていますが、ここ5年ぐらいで読んだ本の中で、ベストな作品でした。電車で読んでいたのですが、感動のあまり感涙しそうになり、到着した駅のホームでしばらく動くことができませんでした。それぐらいの完成度、それぐらいの感動作です。ほんま、やばいっす(^_^;)

そして、映画ですが、期待していなかった分、よくできていると感じました。
あのプロデューサーのことなので、TVシリーズを受け、ガリレオとして作品を作らせたかと思いきや、それなりに原作に忠実に作られていました。最も、懸念材料だった堤さんの役どころも、さすがというべきか、演じきっておられました。しかし、本当は、私のようなブサイクが演じた方が、効果は高かったと思われるのは否めませんが(^_^;)
お客を集めるためには、柴崎コウが必要なのは、プロモーション的には確かなことでしたが、作品としては、いりませんでしたねぇ。ある意味、可哀そうなキャスティングでした。

さらなる焼き直しにはなりますが、TVで2時間か4時間スペシャルぐらいで、堤さんの役どころをもっとブサイクな役者を使って作っていただけると嬉しいかもしれません。

悪徳ホワイト映画評価ポイント:☆☆☆☆

原作は、☆10個でもいいですよ。

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