永遠の森 博物館惑星
平成18年度下期の直木賞は、該当なし、という結果に終わったらしい。
本の冬の時代が到来して久しいので、そんなにケチケチしなくても、一番いい作品を書いた作家にあげればいいいと思います(*^^*)
私としては、そろそろ北村薫にあげたらいいのにと思っているのですが、おしかった。
賞を受けるとその作家の作品は、また多くの読者の目にふれるわけで、出版業界のことを考えたら、該当なし、なんという結論にはならん気がした(>_<)
突然ですが、
以前から不思議に思っていることなんですが、なぜ、SF好きっていう人、少ないんでしょうか?(^^;)
例えば、『スターウォーズ』や『アルマゲドン』などSF映画は好きだという人はたくさんいると思うが、じゃあ、好きな本のジャンルを聞いた時、よく読む本のジャンルを聞いた時に、「SF」と答える人って少ない気がする。
私は、SFが好きです。
星新一にはじまり、筒井康隆、田中芳樹『銀河英雄伝説』、海外では、ロバート・A・ハインライン『夏への扉』など、数知れず列挙できるほどではないけれど、ほどほどに読んでいる。タイムマシンや宇宙艦隊など胸がドキドキするような話に、子供の頃は目をキラキラさせていた気がする。そういえば、子供の頃の夢で裏山にUFOが飛来して、宇宙人が地球侵略してきたこともあった(*^^*)
やはり、理系=男のイメージがあるんでしょうか。
世界の半分を敵にまわしてますか(*^^*)
いや、そんなはずはありません。
私の好きな作家さんに、女性のSF作家 菅浩江さんがいます。
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永遠の森 博物館惑星 著者:菅 浩江 |
京都出身の作家さんで、出会いは『雨の檻』ぐらいだった気がします。女性らしい文体で、繊細な文章で描かれる未来の情景がなんとも独特で、好きなんです。
以来、ストーカーのごとく、菅さんの文章を追いかけていた気がします。
当時は、SFマガジンに不定期連載などもされていて、それが読みたいがために、SFマガジンを定期購読していた(今はしてないです。すいません)
私は、好きな作家さんの本は、なんとか我が物にしたい収集癖があり、菅さんの本も探しまくった記憶があります。でも『ゆらぎの森のシエラ』ソノラマ文庫、『歌の降る星』『うたかたの楽園』角川スニーカー文庫、の3冊だけが、未だに見つけることができず、悔しかった(>_<)どこか、売ってないか~。
当時、18歳か20歳ぐらいだった私は、古本屋を見つけると菅さんの本を探していた気がする。おかげで、『メルサスの少年』新潮文庫、『鷺娘-京の闇舞-』ソノラマ文庫、『暁のビザンティラ』ログアウト冒険文庫など今では絶版で手に入らないよー、という作品を収集しているのが、ひそかな自慢で、我が本棚に燦然と輝いている。
あと、菅先生の講演に行って、『雨の檻』の初版本にサインを頂いた時のうかれっぷりは今でも赤面モノである。
これって、現代の、“萌え” という奴でしょうか(^^;)
SF映画やアニメを観るみなさま、一度、SF本も読んでください。
おもしろいから(*^^*)
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