イザベラ
東京国際映画祭への旅 10/28②ラスト
東京の街をほとんど休みなく徒歩で歩き続けると、二日でいいかげん疲れます。
秋葉原で目新しいものも見つけられず、夕刻にはまた渋谷の街へ。
土曜の渋谷は一段と騒々しいですが、たまに来るのでこれもまた楽しい(^^;)
かぶりモノをかぶった女の子たちや5mに一人はいるナンパ男たち。混沌や理不尽が覆い尽くす街だね。
そんな街を横目に最後の目的を果たします。
東京国際映画祭は、前日見た『おばさんのポストモダン生活』を観たくて来たのですが、1作ではもったいないとおもい、この作品のチケットを取りました。
イザベラ
監督:パン・ホーチョン
出演:チャップマン・トー、イザベラ・リョン、アンソニー・ウォン
マカオ返還の前夜、警察官シンは人生最悪の1日を過ごしていた。贈収賄容疑で停職処分を受けた彼は、慰めを求めてバーをさまよい、ヤンと出会う。彼の年齢のおよそ半分の若さである彼女を口説き、ベッドへと誘う。しかしそこで彼を待ち受けていたのは、彼女は実の娘であるという衝撃の事実だった。彼女が同居を主張することで、シンの独身生活は終わりを告げる。
彼らはマカオの街を徘徊し、行方不明となったヤンの子犬を捜し歩く。しかし二人がこの関係に慣れていく一方で、シンは裁判に直面し、ヤンの身元も疑わしくなってゆく…。
2004年「アジアの風」で特集を組んだパン・ホーチョン監督の最新作。
(東京国際映画祭HPより)
あまりぱっとしない警察官シンと、不思議な少女ヤンとの出逢いから始まる映画ですが、予備知識もなく、期待もせず観たこともあり、どんなものかなと思っていました。
でも、話が進むにつれて、静かな展開の中に流れる愛情、信頼、後悔、寂しさなどがスクリーンから伝わってきて、最後には、自称心が悪なこのホワイトが、不覚にも泣いてしまいました(>_<)
ヒロインのイザベラ・リョンは、この作品で香港金紫荊奨の最優秀新人賞を受賞している期待の新人だそうです。これから少し追いかけて観てみようと思います。
たまにいい映画に遭遇すると、すごく幸せな気持ちになりますね。
悪徳ホワイト映画評価ポイント:☆☆☆☆☆
ちなみに追いかけていないのに遭遇するアンソニー・ウォン(^^;)
いい仕事してますね(^o^)/
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