煌夜祭
何の変哲のない日常生活が続くと、世界を破壊したくなる脳内テロリストホワイトです。
最近、異様に日常生活が安定しているので、ひさしぶりに趣味以上職業未満で書いていた小説のプロットでも書いてみようかなぁとなにげに考えています。
![]() |
煌夜祭 著者:多崎 礼 |
紀伊国屋書店で新刊を物色していると、なんとなくパッケージと第2回C☆NOVEL大賞受賞の帯が目に付き、買って観ました。
ここ十八諸島では冬至の夜、漂泊の語り部たちが物語を語り合う「煌夜祭」が開かれる。今年も、死なない体を持ち、人を喰う魔物たちの物語が語られる――第2回C★NOVELS大賞受賞作(中央公論社HPから)
新人作家ではありますが、投稿を長年されていたせいか、文章に稚拙さは感じられません。世界観も独特で、語り部の物語と小説の世界融合していく感じがすばらしく、ひさしぶりにアタリを引きました。次回作もおそらく買って読むと思います。
オリジナルの世界観を作るというのは、とても難しいです。
どんな小説でも映画でも、元ネタがばれてしまうと、興ざめしてしまうことが往々にしてあります。しかし、作家は作家で胡散臭いインチキ宗教家でもない限り、突然宇宙から発想が降りてくるわけはなく、なにかに触発されて作品を書いているのだから、影響が皆無というわけではありません。
このあたりのバランスが成功していると、いい作品になるのではないかと思います。
ちなみに私は、20代前半から数年間、作家修行なるものを必死でやっておりました。
毎日、仕事が終わった後、数時間パソコンの前で、いろんなプロットや作品を書いては消しのくりかえし。いろんな人に出逢い、苦悩し、出版社との話や小説賞への投稿など熱い日々でありました。その残骸として、100本近いプロットと20本弱の作品がPCの中でお眠りしております。
結局、成果として文章でメシを食えるようにはならず、現在に至っておりますので、ちまたで「俺には大きな夢がある」とか「俺を評価しない会社が悪い」とか言っている凡人とまったく同じ普通の人のまま、惰眠をむさぼっております。
結果を出せなければ、いくら努力しても、社会からは認めてもらえません。
仕事も貰えません。
俺には無理だと思った人には、一生何もできません。
夢を目標に変えられない人は、一生夢の中で生活してなさい。
俺の才能を社会は理解しないと思っている人、才能を理解させるのも才能であることを知ってください。
俺って、いつから宗教家になったんだろう(゜∀゜)!!!!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント